ライフイベントと
管理職を両立する視点

K.A
東京支店
2003年新卒入社
(医学部保健学科卒)

ライフイベントと
管理職を両立する視点

K.A 東京支店
2003年新卒入社
(医学部保健学科卒)
  1. どのような就職活動を行っていましたか?

    当時、私が在籍していた学部学科は、それほど早くから就職活動する雰囲気ではありませんでした。ほとんどの学生が、かなり差し迫ってから病院や検査センターに臨床検査技師として就職活動を始めており、私も本格的に活動し始めたのは4年生になってからです。病院実習後、自分は病院勤務には向いていない気がして、医療の知識を活かして企業に勤める方向を模索し、友人に相談していました。

  2. CRC(治験コーディネーター)を目指そうと思った理由は何ですか?

    イメージとして「白衣もスーツも着るような仕事をしたい」と話していたところ、友人が見つけてきてくれたのが当社の求人です。応募して最終面接まで合格し、そのまま入社を決めました。当時は、社会における治験の認知度はまだかなり低く、大学の先生すらSMOについてあまり知識がないほどでした。私自身、関心はあったものの、CRCがどういう仕事なのかよくわからないまま入社したというのが正直なところです。ただ面接時、やる気や気概が伝わった手ごたえはありました。

  3. ⼊社前と入社後で感じたギャップはありますか?

    そもそもCRCの業務を知らなかったので、入社後に、想像と違ったというギャップもなく、素直にこういう仕事なのかと学んできました。研修期間はあったものの、今と比べるとまだ教育体制も整っておらず、とにかく必死に現場で仕事を覚えていった形です。まだ自身の未熟さを自覚しながらも、毎年、次々に新卒の後輩が入社してくるので、今度はどうやったら離れていても効率よく教えられるか、自分たちで新しく研修をつくったりもしていました。
    長く勤めてきて、異動や会社統合、結婚・出産と公私ともに様々な変化がありましたが、社員に優しい会社だということは現在でも感じています。また、業界トップとして最先端の創薬情報を内側から見られる醍醐味や、医療機関で名だたる先生方とお会いできるチャンスがある点も、この会社の魅力だと思います。

  4. 今の仕事内容について教えてください。

    支店長として、売上や人員の管理をしています。業務上の交渉などで、製薬会社や医療機関に伺うこともあります。医療機関に対しては、新規参入をお願いするためのアプローチや、KOL(キーオピニオンリーダー)の先生方にお目にかかるなどの目的もあり、場合によっては、定期的に訪問してご挨拶したり、今後の提携の形態について交渉したりしています。
    毎日、子どものお迎えに遅れないよう、とにかく可能な限り残業をせずに通常業務を進めるように努めています。それでも、「あと少しだけ時間に余裕があれば、〇〇をしておきたかった…」と思ってしまうことは、やはり日々出てくるものです。すべてが理想通りにいかないことを焦るのではなく、その小さな残念さを許容していくことも、長い目で見た自分のキャリアのためには大切だと思います。
    その一方で、私の場合は、結婚や出産の経験が、マネジメントを行ううえでも非常に役立っていることを実感しています。同じ立場として、子育てしながら働く社員に寛容になれ、同時にほかの社員と同じ一社員として、いい意味で厳しくもできるようになったことは、管理職として大きな収穫でした。

  5. CRCのやりがいや魅力、今後挑戦してみたいことを教えてください。

    現在は支店長なので、支店の皆が頑張って予算を達成できたなど、メンバーの努力がきちんと結果に結びついたときが嬉しく、私のやりがいにも繋がっています。
    入社3年目よりCRCをしながらマネジメントの経験を重ね、その頃からオフィス長にまではなりたいと考えていました。当時の治験業界はマイナーで、まだ組織の規模も小さく、だからこそ「鶏口となるも牛後となるなかれ」の精神で上を目指そうと奮いたち、ステップアップしてきたところもあります。社歴を重ねて思うことは、もしキャリアの途中で退職を考えた場合、ポイントとなるのは、3年後に振り返って、あの時の自分の決断は間違っていなかったと確信を持てるかどうかだと思います。私の場合は、その判断基準によって、ひとつの会社で長く働き続けることを選択しました。
    今後の目標は、私自身が憧れを持ってもらえるような存在となることです。女性でも子どもがいても、いつか自分もあの席に座りたい、あんな風になってみたい。そう思っていただける存在に私自身がなれるよう、努力を重ねたいと思っています。

  6. 応募者へメッセージをどうぞ!

    読み書きでも、口頭で人に何かを伝える場合でも、日本語の語彙があるに越したことはありません。特にCRCは、患者さんとも医療従事者ともコミュニケーションをとることが重要な仕事なので、しっかり勉強しておくと良いと思います。
    また、次に何を話すかを考えすぎてしまい、人と接することが苦手だという人もいますが、よく考えたうえで発言することができるため、そういうタイプはむしろCRCの仕事に向いていると思います。
    人として、まず先人たちが積み重ねてきたノウハウは素直に吸収し、その後、自分なりに変化させていける、そういう方にぜひ仲間になっていただけたらと思います。

ある日のスケジュール
  • 8:15
    保育園
    子どもを預けてから支店へ
  • 9:00
    出勤・業務開始
    売上管理など
  • 12:00
    昼食
  • 13:00
    業務開始
  • 17:45
    退勤
    そのまま保育園のお迎えへ
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